第七天国

おいしいもの、うつくしいもの、とうといもの

2023→2024

明けた〜と思ったら元旦早々に地震で容赦がない。

 

色々あった2023年の最後の最後に推しをもう1人亡くすと思わなかった。キリング・ロマンス、いつ日本で上映されるかわからないから、もし見られるなら…と思って、11月に大阪韓国映画祭に行ったところでした。

超展開すぎて着地するのか?と心配になったけど、途中から頭空っぽにして笑うことにした。イ・ハニもイ・ソンギュンも芸達者で楽しかった。

イ・ソンギュンのことは映画でもドラマでも色々見ていたけど、一番好きなのはシベリア先発隊での、後輩思い…時々悪ノリしたり気分屋の面を見せたりするのだけども…の良きヒョンの顔であり、家族を思って異国の地から度々電話をかける良き父親の顔なんだよなぁ。

そんなわけでこの件からはしばらく立ち直れない気がする。立ち直る必要もないんだけど。

そしてバクチク現象にも行ってきました。
恒例の12月29日の武道館、もう12回目だか13回目。
たしか、その12年前だか13年前だかの12月の初旬、急に彼らのことを思い出してyoutubeで探してみたら、とにかく格好良くて、そのままPVとか見まくってるうちに「え、武道館でライブあるんだ!」と知り、チケット取って1人大興奮で向かったのでした。興奮しすぎて、ライブ前にグッズ売り場横のファンクラブ入会受付でファンクラブに加入したし。ライブ会場で入会する人っているんだね…いるんですよ…。
その昔、残骸をTVで見て(ポップジャムだった気が)「めちゃ格好いいバンド…!てかボーカル美しすぎ!好き!」と思って虜になったのも束の間、次のメメントモリで振り落とされたんだよね…当時は良さがわからなかった…「えっ沖縄…?」ってなって理解が追いつかなかったんだよなぁ。あの頃の幼かった私を張り倒したいわ。
そんな「あの後も追っかけていれば…」という気持ちが数年後の武道館での再会をさらに盛り上げたんだと思う。そのあとは毎回新曲を楽しみに待ち、たくさんライブに行って、本当に楽しい思い出しかないんですよね。
 
そんな思い出とともに向かった今年の武道館は、一曲目でスポットライトがボーカルの、誰もいない位置に当たっているのを見て、「あぁ、いないんだ」と思うのと、それでもあっちゃんの歌が会場いっぱいに聞こえてきて…と思った瞬間もうダメだった。泣くと思う前に涙出た。実は、訃報を聞いてから涙出たのはこれが初めてでした。何となく泣けなかった。
だってもちろん悲しいけれども、あっちゃんは最期までやりきってくれたから。だから感謝しかなくて、私はこれからも彼らを応援していくだけだし、まだ続くと言ってくれるならそれだけで全然大丈夫だと思っていた。だけど、やっぱり声を聞いたら全然大丈夫じゃなかったってことに気づかされてしまった。
ライブ自体はとても素晴らしくて、やっぱり彼らが好きだし、これからもついて行こうと思わされたんだよね。でも、その中にまだ寂しさや悲しさを抱えていてもいいんだって思わされて、そのことがすごく大きかったです。
…っていうと余韻に浸りながら、終演後にTwitter見たら、もうすでに1年後のチケ発売開始してて笑っちゃった。早いんだよ!でも絶対行く。振り落とされないようにしないとね。
 
新年から全然めでたくないことが起こるし、世の中は怒りや絶望しか湧かないことで満ちているから、自分も声をあげたり、いろんなことを考えていきたい。全てのことは地続きで、この世に生きている以上、全て自分につながっていると思うんですよね。
でも、一方で、全てのことは自分にはそれほど関係ない、というスタンスも大事だなと思っていて、これらのスタンスを同時に保ちながら生きていけたらいいなと思っています。
みんながみんなLOVE MEやって行きましょう。私はやる。
 
2024年元日。