第七天国

労働と二次創作。Twitter@sunao_annex

この前出した本のはなし

先日のイベントで出した本、『春にして君を離れ』について、ぼちぼちいいかと思ったので書いておく。

タイトルについてはアガサ・クリスティー『春にして君を離れ』からそのまんま拝借した。好きな本だし、春に別れる話だからちょうどいいやと思ったのだけど、後から思うと冒頭あたりはリンクしてるのではないかと思う。相手の事情に思い至らずに突っ走ってる感じ。

 

 

 

それと別に、もう1冊好きな本のエッセンスを入れてました。

『喜嶋先生の静かな世界』という小説で、主人公が大学で出会った先生の後を追い、研究に邁進していく話なのだけど、とにかく名台詞のオンパレードでして。

 

・「この問題が解決したら、どうなるんですか?」「もう少し難しい問題が把握できる」

・こういったものは、もうほとんど完成だ、と認識してからが長いのだ、ということが身に染みてわかった。

・「学問には王道しかない」この王道が意味するところは、歩くのが易しい近道ではなく、勇者が歩くべき清く正しい本道のことだ。

・「だいたい、固有名詞の数が増えるほど、論文は下品になる」

 

…学生時代、勉強そっちのけの生活をしていた自分には全てが痛い。もっとちゃんと授業を聞いておけばよかった、真面目に勉強しておけばよかった…と、思い出すたび恥ずかしくなるし泣いてしまう。社会人としても、仕事に取り組んでいると、共感したり襟を正されたりする場面がたくさんある。

この中で、研究をやめて就職していく人を見送る送別会で、「今までの経験を活かして」という挨拶を聞いた先生が「そんな経験のためにここにいたのか」と囁くシーンがある。

 

「良い経験になった、という言葉で、人はなんでも肯定してしまうけれど、人間って、経験するために生きているのだろうか。今、僕がやっていることは、ただ経験すれば良いだけのものんなんだろうか」

 

私はこれを読んでから、異動や退職の挨拶をしたり、されたりするときに、ずっとこの文章がちらつく。あまりにもお決まりのセリフでクリシェでしかないな〜と思いながらも、この言葉をかけてしまう。本気で言ってる人がいたら申し訳ない。でも、いい経験って、何?

 

そういう、ずっと頭の片隅にあるけど、自分でも答えが出ていないことを、ちょろっと出した場面を描いたのでした。

読んでくださった方にしか伝わらない話だけど、どこかで書いておこうと思ったのでした。

 

まぁこの本、とにかく主人公から先生への巨大感情がすごいので、そういう意味でも面白くてお勧めです。

平成版『こころ』と思って読んでほしい。みんな(主語デカ)好きでしょ?

こういうのを後書きで書けばいいのか?いまだによくわからないのだけど、ここに置いておく。

 

はみ出す

2ヶ月以上やっていた原稿が終わったのでぼんやりしている。

そろそろ次の本のこと考えたいのに、まぁお尻に火がつかないとやらないよね、はい。

 

ぼんやりしていると言いつつ、最近やっていること。

去年の年末に「来年は今までとは違うことしたいなぁ」と思っていた。で、少しずつではあるが、順調に去年の自分からははみ出している。

 

・本をあいかわらずめちゃめちゃ買ったり積んだりしている。セールもあったりしたので、7月だけですでに電子で12冊、紙でも3冊買った。図書館では隔週で2,3冊仕入れて返す、を繰り返している。本はいくらあってもええんです。

 

・読むから書く。7月はすでにnoteに6本あげている。まぁ取り入れた分書くよね。書くにはその100倍はインプット必要だから本を買うのも仕方ないね。

なお初めて有料記事というものをあげた。ふと、こういう話に興味がある人がいるのか?と思って値段をつけてみた。積極的に見せたい話でもないのだが、値段をつけておけば3年後ぐらいに物好きな人が買うかもしれない。とにかく値段をつけておくことが大事なのだ。

 

・前もちらっと書いたけど社内の勉強会で、将来の事業環境のことなどを考えている。で、それに伴って本を読んだりあれこれ考えている。つまり業務の一環なので、業務中に調べたり書くことのネタを考えたりしている。社内部活動で、読書会の手伝いもしているので、本絡みの仕事も増えた。

会社にいる時間の中で好きなことやれていてありがたい、というか、これをやりたくて環境を整えてきたので…。

 

・ちらっと書いたけど、某所で棚貸しに参加させてもらっている。本屋や出版業に携わりたい人や、ライターをしているひとなど色々。

もともとコンセプトが好きな書店なので参加したのと、地元に顔見知りのいる店があるといいなと思ってやっている。転勤で大阪に住んでいたときみたいに行きつけのバーとかあればいいんだけど、今のところ惹かれる店がない。あと、飲み会が多いのでそれ以外では酒を飲まなくてもいいっていう…。

事業としては普通に赤字なので、どうやっていくかは考えるけど、顔見知りを作るという目的は達成できているのでよし。あらたな集いに参加するハードルも下がっているので、それもよし。

 

こうやってみるとそれほどぼんやりしてないのかな?

夏バテしない程度に活動します。

見落としてきたもの

 

選挙に行った皆様お疲れ様でした。

私が入れた候補は当選していて、その点では報われた思いだ。

分断にNOを突きつけてくれたので、今後も頑張ってほしい。

 

昨日は中野ブロードウェイを散策していたのだが、同行者がオタクではなかったため同人誌コーナーへ入るのは憚られ、なんとなく古書コーナーなどで時間を潰した。

その中に、いわゆるスピリチュアル系の本たちも並べられており、なかなか圧巻のラインナップであった。私は幼少の頃からオカルト系大好きっ子で、それの延長線、かつ学生時代の同級生が数人そっちに傾倒したのを観測したのをきっかけに、現在でもスピ界隈あたりの変遷を横目で追っている次第である。そういえば学生時代の友人もそっち方面の教祖?になっていたな。その後は仮想通貨投資で儲けまくって詐欺だとか言われつつ、いくつか会社を作ったりしていた。なんか夏油くんも仮想通貨やってそうだよね。友人は、顔は悟くんっぽいガタイ良いお目目ぱっちり濃いめイケメンでしたが…。

 

結果に色々感じたことはあり、その後入った居酒屋で選挙速報を見ながら散々ぶつくさ言っていた。少々真面目な話はnoteのほうに書くとして、若干頭が冷えた今の感想は、冒頭のツイートに尽きる。

人間は、情報や論理で行動しない。ものを買うときに、「他のところで買うと安い」「今月の予算オーバーだな」って悩むのは理論、理性だけど、結局「ええい」とポチるのは感情。

つまりマーケティングが上手いところが勝った、ということだと思う。マーケティングって市場調査って意味で使われることが多いと思うけど、「見込み客を購買客に変える」ことでして、今回でいうと「浮遊層を支持層に変える」ってことかなと思います。すごく簡単に言うと。

 

で、その対象者って、多分ずっと報われていないと感じていた世代で。

SNSが浸透している世代っていうのもあるけど、この「報われていなさ」を自己責任とか言ってずっと放置してきたツケなんだろなっていうのも感じた。

その傷に対して「共通の敵」を提示するのはめちゃめちゃ効くんだよ。私も一番仕事でキツかった時はマイクロマネジメントがきつい上司を共通の敵にして、みんなで一致団結して排除したのを思い出した。全然スケールが違うけど。

あの時はああするしかなかったし、それが正当であったと、自分たちも周囲もそう言ってきたけど、それって本当にそうだったのかな、とふと思ってしまった。

スピ系の概要をなぞってきたにも関わらず、「なぜそこにハマる人がいるのか」にあんまり至ってなかったこともなのだけど、なんかこう、見落としてきたものを突きつけられてしまい、開票直後とは違った憂鬱さを感じている。

 

簡単に書くつもりが長くなってしまった。

このブログ、その時思ったことを書き留めておこうという感じで始めたのですが、この春からはちょっと書く動機が変わっている。

春から社内有志の勉強会に参加していて、そこで結構アウトプットを求められる感じなのである。まぁそこでなくても日常業務の中でも、考えたことをもう少ししっかり伝えられるようになりましょう…という反省もあり、その訓練でもある。

色々なジャンルの本を読みまくっているのもその一環です。元々好きでやっていたのが、「業務」の一部になったので加速したってだけかも。

1つのアウトプットに対して、インプットって10は必要だと思うので…。いや本当は100だよ。

なのでこのブログはとりあえず思いつくままに書いて(オタクの話含む)、noteの方はもうちょい外向けに書き直す感じという使い方にしようかなと思ったり。例外もありますが。

Twitterの方にリンク先色々書いたので、興味がある方は見てやってください。

そっちの方は、推しの話より仕事の話メインにしたいな〜と思ったので、3秒で思いついた「推し事よりお仕事」という雑なキャッチコピーにしました。そのうち変えるかもしれん。

まぁできることをちょっとずつやっていきますかね。

推しの話したい

高専時代のミンばっかり描いていたのでそろそろ大人のミンが描きたい。

次の本は社会人五七の話にするわよ♡と思いながら、前回の記事でも書いたとおり四季報読んだりして過ごしていたのだけど、なんか、ミンってファンダメンタル分析をちゃんとやってそうだよね。

上司が「四六時中市場と睨めっこ」と言っているし、一般的なトレーダーのイメージってテクニカル分析ばっかりしてそうだけど、プロなのでちゃんと経営者にインタビューしてレポーティングするでしょ。なんか営業っぽいけど。でも経営者にめちゃくちゃ丁寧なインタビューと分析で気に入られてほしい。そんで時々えっちな目に遭ったりしてほしい。(本音)

身近に証券会社勤めがいないのでわからないけど、イメージはレ○ス・○ャピタルの藤野氏です。だいぶ昔だけどこの本読んだので。

運用方針がいいよね〜とは思う。今もやってるか知らんけど、投資先の工場見学とかさせてくれたりして面白い。まぁ○ふみ投信は手数料高いんで、お勧めするってほどではない。

資産運用の本って死ぬほど色々あるけど、若手に勧めるなら山崎元氏がいいと思う。変なこと言わないから。推しのアナリストでした。亡くなりましたが…。

 

株の話でいうと、ちょうど一年前ぐらいに読んでた『我が投資術』が面白すぎて、時々見返してます。書いていることが結構難しいので、いきなり読もうとはならなかったのですが、この販促マンガが良すぎて買ってしまった…。

本の販売マンガって、たまに見かけるけど、これ以前はここまで気合い入ったやつはあまりなかったと言われていた気がする。目立ってなかっただけかもしれないけど。

「パーティーが始まったら、我々は帰りましょう」って、ミンにも言ってほしすぎませんか…。

 

ところで、いまさらインベスターZ読んでいるのですが、女子投資部のこれいいよね。

女性活躍とか言うなら無理矢理でも社外からでも連れてこいっていう。そこにトップメッセージが表れてる気がする。私も銘柄を選ぶときはこの方針取り入れることにした。

 

なんだか推しの話しているはずなのに萌える要素がないし、全然違う話になってしまった。

マジで私だけが楽しいやつ…。

 

 

 

 

イベントお疲れ様でした

あらためて、参加された皆様、お疲れ様でした。

そしてお立ち寄りいただきましてありがとうございました〜!

推しカプの本もたくさん買えたのでハッピーです。自分の本と一緒に送ったのでさっき届きました。早く読みたいけど読み終わりたくない…!

 

昨日は撤収後、帰り道で適当な居酒屋で飲み食いし、帰宅後はうとうとしつつ本を読み、暗くなってから片道2キロ歩いて好きな銭湯へ久々に行ったりしてアイス食べて寝ました。

3万歩ぐらい歩いたのでさすがに疲れたけど、我ながら最高の休日にしてしまったな…。

 

そして、やっぱりリアルのイベントって楽しいな、好きだなぁと思いまして。

私は中学生の頃から一般参加しているオタクなのですが(サークル参加し始めたのはこの数年)、好きな作家さんや推しカプの本目当てなのはもちろんだけど、大人になってからは「自分の好きなもののために集まる」こと自体が尊いと思って、特に目当てがなくてもふらっと行ったりしてました。

で、この数年は、それに加えて「何かを作って売ること」「人が集まることで生まれる経済効果」について考えたくて行っている気がする。

イベントが開催されると、それに伴う物流、会場、警備、現地および周辺の飲食店、交通機関、そういうもの全てを利用するわけでして。コロナ禍で人が外に出ないということで、どれだけ経済が縮小していたか、知ってはいたけどあらためて感じたくて各ホールを回っちゃうんだよなぁ。昨日も知らないジャンルとか建物内の飲食店とかも見に行ってました。

 

…そんな観点で楽しんでいるのはお前だけだよ!って言われる気がするのですが、やっぱり私のメインジャンルは「労働全般」なんだよな。

普段は不動産関連の仕事をしていて、そこから派生して働き方全般に関わる感じになっているのですが(マネージャーになった時点で、誰でもあるそういう観点を持って仕事をすることになるとは思う)、もうね、暇があったら仕事に関することを考えている。自分の業務もそうだけど、他社の業務改革の話や、ニッチなサービス、ものづくりを広めるまでの奮闘記とか、そんな記事や本ばっかり読んでる。

最近、試行錯誤して、自分の仕事をもっと得意な人に任せてみたり、業務効率化を進めたりしていて、それで空いた時間をバンドや原稿に充ててているのだけど、就業時間中も結構余裕が出てきまして。その際に何しているかというと、上記のようなことを調べて、何か取り入れられることがないかな〜って考えているわけです。好きだから…。

今日も、イベント翌日を休みにしたから時間あるぞ〜って思って一番最初に手に取ったのが四季報だった。だって、時間できたら最初に目を通そうと思っていたので…。

別に熟読するわけではないし、めちゃめちゃ投資やってるわけでもないので買ってなかったけど、何か知りたい時にすぐに手元にあるといいだろうなと思って…いや、多くの人は「四季報に書かれていることで、知りたいことはそんなにない」と思われると思うが…。

結果的に気づけば3時間ぐらい色々調べものして楽しかったのでよかった…これからも時々買うわ。

 

ずっと仕事のこと考えてるのすごいね、と褒められたり、若干引かれたりして居心地の悪い思いをしてきたのだけど、どなたか1人ぐらいは話が合うかもしれないので、開き直って書いてみました。

そんな性癖が新刊にも滲み出ていると思う。その話はまたそのうち。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近考えたこと色々。

今週考えたことあれこれ。

 

・読書中心のアカウント作って、読書好きのTweet追ってるけど、みんなたくさん読んでるなぁ。

自分は今年入ってまだ30冊ぐらい。この2ヶ月はほとんど読めてない。課題にしている本は何度も読み返しているけど、もっとジャンル問わずどんどこ読みたい。小説の割合増やしたい。

 

・findという落とし物発見事業を知る。かなり理想的な課題解決×テクノロジーでは…?創業までを振り返る代表の方の記事が大変よかった。

課題感は現場に入って理解し、それを「誰とやるか」でアプローチしていってる。この「誰とやるか」が本当に大事で、私が最近仕事を減らせているのもこの観点が大きい。落とし物はしたくないが、やってしまったら使ってみたい。   

 

・人間関係の力学を考えている。

チームメンバーとの1on1をやりたいが、どうやって?という議論に参加してきた。

私は毎週ひとりずつとのミーティングの時間を取っているけど、それよりもほぼ毎日みんなで顔を合わせるコーヒータイムや、出張先の移動時間や飲む時間で人間関係が形成されてきた気がする。

結局、素面で上司に一対一で言いたいことを何でも言ってくれる部下はいない。だから、数人対私、という構図にするとか、先輩ポジションの子に後輩らの不満をそれとなく探らせるとか、チームの内外の指揮命令、その他コミュニケーションの流れをコントロールする必要がある。

それでいうと、リーダーが、メンバー全員の手綱を握って管理することを、うちの部長は「鵜飼い構造」と言う。

何か問題があったとき、私が「その問題を発生させないためには、マネージャーの私がみんなのやってることをチェックすればいいんでしょ」と言うことがあったのだが、そのたびに「鵜飼い構造を作るな」と言われたので身についた。たしかにサステナブルではないんだよな。

そんなこんなで人間関係の力学を考えている。恋愛以外のテーマで考えることになるとは思わんかったね。

そして考えながら、力学とは言ってもそもそも物理も高校以来なんだよな…と思ったので、高校物理をやり直すことにした。例によって『一度覚えたら忘れない』シリーズである。公式は出ないと謳いながら、前書きでベクトルと三角関数が出てきたのですでに前途多難。(公式じゃない)

しかし目的はコンストラクタル法則という「万物のすべてはより良い流れのために進化する」という思想?法則?の理解なのでなんとか乗り切りたい。ずっと自分が考えていたことに答えをくれるのではないかという期待がある。

 

・今週は色々あって残業しがちだったけど、明日は今月2回目の有休です。仕事は減っているので。原稿を!やろう!

 

マネージャーの大事なおしごと

ってタイトルだとめちゃめちゃ有益情報みたいだけなんだが、「顧客から怒られない人間になること」がいちばん大事だと思っていて。

どんなに気をつけていてもミスは起こる。なので、起こってしまったら、あとは「とにかく怒られないこと」が大事で、日頃からその関係性を作るのが重要なんだよなと。

もちろん必要なリカバリーや補償はするが、付随する経緯の報告、顛末書の作成、改善策の提示は必要最小限で済ませたい。そのために「すみませんね!うちの担当者のミスで!」「仕方ないな〜、次はしっかりやってね」と言える関係が構築できていればいいわけで。当然これを担当本人が言っちゃうと「はぁ?」って感じだが上司どうしがそう言っていてくれると、やりやすくなるわけである。

幸か不幸か上司側の立場になっちまったので、みなさんの仕事を減らすために日々これをやっているわけです。

 

このメンタルを保つために、

 

・よく寝て(回復する)

・よく遊んで(リフレッシュして)

・よく学ぶ(視野を狭くしない)

 

を心がけていきたいな〜と。

もちろん相手とのコミュニケーションの取り方にも自分なりの工夫があるわけだが、それはおいおい。

 

というのを、本日謝罪に往訪し、笑って許してもらえた帰り道に考えた。

書くほどでもないと思ってたけど、書いてみると有益な気がしてきた。みんなラクに仕事しよう。