第七天国

おいしいもの、うつくしいもの、とうといもの

正倉院展2023行ったよ!

今年の11月は念願の正倉院展に行ってきました。
去年はちょうど開催中に奈良駅に行く用があり、そこでポスターを見て、「今ちょうど時間あるじゃん!行くか!」と意気込んだものの、当日券の販売がないとは知らず泣く泣く撤退…。
今年も直前まで行けるタイミングがないかも…と思っていたのですが、このyoutube見たらもう行くしかなくなったよね。螺鈿大好き。忙しい時こそ絶対に美しいものたちの輝きを浴びるべき!

というわけで万障を繰り上げてリベンジしてきた。

 

youtu.be

 

 

各メディアで取り上げられていた螺鈿の鏡や琵琶、その他美しいもの、素敵なものがたくさんあったのですが、個人的にいちばん印象に残ったのは「御袈裟の箱」。
こんなに長い年月の間、この漆黒の色味、艶を保てるものなんですか!?「漆」と書いて「永遠」なのでは?

 

あと、入ってすぐのエリアで、「おっ、さすが雅なBGMがかかってるな〜ピーヒョロロ〜って尺八みたいな音がするな〜」と思ったら、今回展示されている尺八と楓蘇芳染螺鈿槽琵琶が演奏されている音が流れていました。(演奏は40年ぐらい前にされたものらしい)
ていうかここにある宝物って演奏できるんだ…!!これにも驚いた。どんな方が演奏されているんだろう?人間国宝

最後のほうでは、古文書集も展示されていて、各地の決算や住民名簿も見られました。貴重なものなんだけど、労働者が逃亡したりそれに代わる者が記されていたりするのを見ると…こう…いつの時代も労働者は逃げるものだなぁと…
これからも辛いことからはどんどん逃げてハッピー目指して生きるぞ。生きようね。

そんな気持ちを新たにしたのでした。

 

鹿も相変わらず幅きかせていたぞ