第七天国

二次創作とか管理職とかやってる女の日常

戦と選

都知事選が盛り上がってまいりました。

 

個人的には安野氏を応援している。

たしか私がSF思考に興味を持って、関連本や記事を眺めていたあたりにデビュー作で受賞されたんだったかな。プログラマーであり、起業家であり、小説家でもあるし、なんかそのそれぞれの経歴が凄まじい。

最近兼業の人多いよなぁ、仕事もして小説も書いてしかも作品が賞も取るなんてすごいよなぁと思っていたけど、手掛けていることが抜群に多岐にわたりすぎていて、世の中にはすごい人もいるんだなぁ、とぼんやり思ったのを覚えている。(そういえば総理にAIについて教えたりもしていた。総理に何かを教えるほどの専門性を身につけることってあります…?)

 

選挙に立候補されたあとも、現状のシステムをどんどん改善していく様子を発信しているのが面白くて、こうやっていろいろな不便なことを変えていけたらいいだろうな、と思いながら見ている。自身の政策をエンジニアらしいやり方で届けたりアップデートしていると思いきや、諸島に演説に行ったり、年輩の方にもテクノロジーを使ってもらう企画をやったり、結構いろいろなところに出向いていたりもする。

 

「東京で有名になりたきゃ…」だけの候補者も多く、諸々の騒動含め、暗澹とした気持ちになる選挙関連の報道の中で、当選するとかしないとかの前からいろいろ取り組んでいるのを見ると、こういう、最高に頭がよくて仕事ができる人にちゃんと任せたい、っていう気持ちになる。心から。

 

しかし、現職落とすべし、という事情で投票のことを考えると、そうも単純になれない、というのもよくわかる。「落としたい」人に確実にダメージを与えることも重要で、私も選べないときは選べないなりにいろいろと考えて投票していた。

でもさぁ…今回はさ、せっかくのね、この私の大事な一票をですよ、めちゃめちゃ応援したくて、やってること見てるとワクワクする候補がいるなら「選びたくない」よりも「応援したい」気持ちを優先したいんだよなぁ。

何を選んでも「絶対」はないし、長い目で見てどうなるかは誰にもわからないんだよなぁ。でも、どの候補に入れようかと考えるときに、これまでにないワクワクや期待を得られているので、そこについては感謝である。

 

そんなわけで、もともと気になっていた人が立候補して、しかも自分の興味のある業界、分野でアップデートしている様を毎日見ているので、過去いちばん選挙のあれこれを見ていて、過去いちばん面白い。ワクワクしたり、すげ〜!って感動している。

先週末は発熱していなかったらポスター貼りとか応募してたかもしれない、いや、原稿があったからそこまではしなかったか…

 

…と、こんなに盛り上がっているのに、なんと、今回は投票権がないっていう…。告示日に住んでいる期間が3ヶ月未満なので。

これも今回初めて知ったよ!!住民票移したから、自動的に投票用紙来ると思ってたけど、そんなわけはなかった。すっかり抜けてました。

 

というわけで、応援したい気持ちを完全に持て余し気味です。街頭演説でも行くかな…ちょうど週末にわりと近いところで開催されるっぽいし…せっかくなので…(何が?)。